この記事は、薬局薬剤師のための「転職完全ガイド」シリーズのPart①です。
「転職したほうがいいのかな…」と迷っている方が最初に読むべき内容をまとめています。

今の職場でこのまま働いてていいのかな?
転職活動だけでもやってみたらいいよ!
こんな人に読んでほしい
- 今の職場に不満のある人
- 転職を考えてはいるけど何をすればいいかわからない人
- このまま働いているだけでいいのか漠然な不安がある人
- 自分が求める働き方・年収などを言語化したい人
転職って人に相談にくいし、本当に転職すべきかもわからないよね。
この記事では私が転職についての考え方をお伝えします。
転職すべきか迷っている時点で、転職活動は“するべき”です
転職するかどうかは、転職活動をしてみないとわかりません。
求人を見て、自分が興味を持てる職場があるのか、そして自分の実績で内定が出るのか。
それを「知る」だけでも、今の職場に残る意味や、次に進む覚悟が変わってきます。
つまり、**迷っている時点で「動いてみる価値がある」**というのが結論です。
今の会社以外でもやっていけそうってわかってるとのびのびはたらける。
転職にはリスクがあるけど活動にはリスクがないからね
自分がどんな会社で働きたいか考えよう
職場の「良いところ」と「悪いところ」を整理しよう
まずは紙に書き出すことから始めましょう。
以下のように「良いところ」「悪いところ」に分けて、今の職場を客観的に見てみます。
- シフトの希望が通りやすい
- 上司との距離感が近い
- 家から近い
- 成長が実感できる
- 昇給の見通しがない
- 給与が少ない
- 体調不良でも急には休めない
- 福利厚生が使いにくい
- 残業が多い
- 休みが少ない
- 急な転勤がある
他にも「OJTや研修制度が整っている」「責任ばかり増えて評価されない」とかありそう
できるだけたくさん書いてみよう
良いところ:次の職場でも本当に必要?
リストアップした「良いところ」は、本当にあなたにとって必要なものかを見直します。
シフトの希望が通りやすい←希望休は月に1~2回で十分上司との距離感が近い←そんなに仲良くなくても良い- 家から近い ←時間を有効活用できた
- 残業が少ない ←時間を有効活用できた
実は「なくても問題ない」要素も含まれていることがよくあります。
転職で捨てていいもの・残すべきものが見えてきます。
一般的に良くても自分に必要かは別、次の職場でも絶対必要か考えよう
悪いところ改善できる?我慢できる?
「悪いところ」の中には、すぐには変えられないけれど、将来的に改善される可能性があるものもあります。
悪いところ自分の頑張りや上長に相談で改善できる?もしくは5年以上我慢できる?
改善できるor我慢できるものは消しておこう
- 昇給の見通しがない ←自分で改善× 我慢×
- 給与が少ない ←今自分で改善× 我慢×
- 体調不良でも急には休めない ←自分で改善× 我慢×
福利厚生が使いにくい←自分で改善× 我慢〇残業が多い←自分で改善× 我慢〇休みが少ない←自分で改善× 我慢〇急な転勤がある←自分で改善× 我慢〇
人間関係とかなら異動で改善されることもあるよね
一般的に「悪いところ」でも自分が気にならなければ消してもOK!
転職の判断基準をつくろう|「良いところ」はそのまま、「悪いところ」はどう変わればいいかを考える
職場の良いところと悪いところを整理したら、次にやるべきことは「判断基準づくり」です。
良いところはそのまま「キープしたい条件」に
あなたが今の職場で感じている良い点は、次の職場でもできるだけ再現できたら理想的です。
悪いところは「どう変わればいいか」を言語化してみる
悪い点は、**どう改善されればOKか?**を考えることで、「次の職場に求める条件」が明確になります。
シフトの希望が通りやすい上司との距離感が近い- 家から近い
- 成長が実感できる
- 昇給の見通しがない
- 給与が少ない
- 体調不良でも急には休めない
福利厚生が使いにくい残業が多い休みが少ない急な転勤がある
🎯 これをもとに「最低ライン」を数値で設定しておこう
具体的な数字にしておくと、求人を見るときの判断がとてもラクになります。
私自身、転職時に以下のような最低ラインの条件を設定していました。
- 年収:700万円以上
- 昇給:毎年あり(評価制度がある)
- 通勤:30分以内
- 成長:業務の幅が広く、裁量がある
- 休み:体調不良のときに遠慮なく休める
この条件をすべて満たす求人が出てきたら、「検討する価値あり」。
満たさない場合はスルーしてOKです。
💡もし高望みだと感じるなら、「いまの職場で改善できることはないか?」も並行して考えてみましょう。
自分がどんな職場で働きたいか言語化できたよ!
まとめ|転職しなくてもいい。でも、転職活動はしてみよう
「今すぐ辞めたいわけじゃない」「転職するほどじゃないかも」
――そう思っている方もいるかもしれません。
でも、転職活動=必ず転職するという意味ではありません。
大切なのは、
「自分はどんな職場で働きたいのか」
「どんな働き方を望んでいるのか」
を、自分の言葉で整理することです。
⚠ ブラック企業・コンプライアンス違反薬局は即撤退
現職でも転職先でも、以下のような特徴がある職場には要注意です。
🛑 ブラック・コンプラ違反チェック項目
- 薬歴改ざんを指示される
- 在宅訪問や服薬指導の虚偽記録
- 薬剤師不在で調剤業務を行わせる
- 休憩時間が取れない・タイムカード操作がある
- 有給が「形式上存在するだけ」で事実上使えない
- 明確な説明もなく手当カット・評価基準がブラックボックス
こういった職場は、改善を期待して我慢しても、状況が変わらないことが多いです。
むしろ、関わり続けることで自分のキャリアや免許に傷がつくリスクすらあります。
🔷 「いいところもあるから…」と迷う気持ちはわかりますが、
コンプライアンス違反がある職場に“とどまるメリットはゼロ”です。
ブラック企業とかかわらないで!
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